2006年05月27日

嫌われ松子の一生

嫌われ松子の一生
http://kiraware.goo.ne.jp/

★★★★☆
中谷美紀

女の子なら誰だって、お姫様みたいな人生に憧れる。
昭和22年・福岡県大野島生まれの川尻松子も、そのひとり。
でも、現実は…。

昭和22年 0歳。 川尻家の長女として福岡県に生まれる。
昭和30年 7歳。 幸せを夢見る明るい子供時代を過ごす。
昭和46年 23歳。 担任を務める中学校で窃盗事件。教師を辞職。
昭和46年 23歳。 作家志望の八女川と同棲。暴力にあう。
昭和46年 23歳。 八女川、踏切自殺。
昭和47年 24歳。 八女川の友人、岡野と不倫。妻にばれて破局。
昭和48年 25歳。 中洲のソープ嬢になり、店のトップに。
昭和49年 26歳。 同棲中のヒモ、小野寺に裏切られ殺害。自殺未遂。
昭和49年 26歳。 上京。理髪店の島津と同棲中に逮捕される。
昭和49年〜 刑務所に服役。8年後に出所。
昭和58年 36歳 教え子、ヤクザの龍と再会。同棲。
昭和59年 36歳 龍、逮捕され刑務所へ。
昭和63年 40歳 出所した龍と再会。龍、再び逮捕され服役。
平成元年〜 一人暮らしの引きこもり生活。
平成13年 53歳 荒川の河川敷にて、死体で発見される。
(公式サイトより)


男を信じては裏切られ、波瀾万丈の人生を精一杯女として生きた松子。
この凄まじい人生を、『下妻物語』(04年)の中島哲也監督が、
ポップでファンタジックに映像化。
鮮やかな色彩のド派手な美術、
かっこいい音楽にのせたミュージッククリップのような映像。
一歩間違えば、悪のりのおバカ映画になりそうだが、
細部まで徹底的にこだわった演出と中谷美紀の確かな演技で、
とても完成度の高い作品に仕上がっている。
『下妻物語』も好きな映画だったけど、
その何倍も良かった。
お姫様みたいな人生に憧れたことのある大多数の女性ならきっと、
笑いながら泣ける。(?)
posted by yukari at 22:52| Comment(1) | TrackBack(22) | 最近見た映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年05月25日

間宮兄弟

間宮兄弟
http://www.mamiya-kyoudai.com/

★★★☆☆
佐々木蔵之介
塚地武雄(ドランクドラゴン)

間宮兄弟は30代になっても同居を続けている仲の良い兄弟。兄明信(佐々木蔵之介)はビール会社研究員、弟徹信(塚地武雄)は小学校校務員をしている。
日々、兄弟は様々な日常の歓びを重ね、楽しく生きている。テレビでスコアを付けながら野球を見たり、趣向を凝らしてビデオやDVDを連続で見たり、紙飛行機を作って飛ばしたり、日曜の昼に商店街にグリコじゃんけんで行って餃子を食べたり、寝ながら1日の反省会をしたり…。
で、そんな兄弟に欠けているのは恋人。徹信は兄のために、同じ学校で働く葛原依子先生(常盤貴子)と、兄弟に微笑みかけてくれるレンタルビデオ店員の直美(沢尻エリカ)を誘ってカレーパーティーを企画する。ふたりの美女は間宮兄弟宅にやってくることになるのだが…。
(公式サイトより)


いい育ち方をしたんだろうな…と思える、素直でまっすぐなふたりの「男の子」が、純粋な子供のまま年を取り、好きなものに囲まれて楽しく暮らしている。
そんなふたりの日常は、とても微笑ましく、また羨ましくもある。
ときには切ない思いもするが、弟思いの兄と、兄思いの弟は、
ふたりでいればいつもそこに幸せが溢れ、
まわりの人たちをも優しい気持ちにさせる。

学校に行って、就職して、結婚して、家族を持って…、
そんなことだけが人生じゃない。
間宮兄弟のような生き方もアリじゃないか。
そう思わせる、目からウロコのお話。(笑)

私もあんな生活したいなぁ…。
期待どおり面白かったし、とってもチャーミングな映画だった。
posted by yukari at 15:40| Comment(0) | TrackBack(24) | 最近見た映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

明日の記憶

明日の記憶
http://www.ashitanokioku.jp/

★★★★☆
渡辺謙 樋口可南子

広告代理店に勤める佐伯(渡辺謙)は、
50才を前にして、ますます精力的に仕事をこなし、
充実した日々を送っていた。
しかし、忙しさのためか、物忘れが多くなってきて、
ある日、大事な会議の予定を完全に忘れてしまう。
その後は、物忘れはだんだん病的になっていき、
病院で検査を受けることになる。
診断は、「若年性アルツハイマー病」だった。
受け入れがたい残酷な事実に、
こぼれ落ちる記憶をなんとかつなぎ止めようと、
できるかぎりの努力をするが、病状はどんどん進行し、
とうとう、生き甲斐だった仕事から遠ざからざるを得なくなった。
そんな夫を懸命に受け止め、夫と共に病気と闘おうとする妻・枝実子(樋口可南子)。
そして、ふたりの長い戦いが始まる。



この映画に描かれているのは、
49才で若年性アルツハイマーを発病した主人公が、
まだ半分は正常な意識を持っている間の数年間のこと。
この時期が、病気の本人にとっても、家族にとっても、
とても辛く、情けなく、悲しく、
そしてとてつもない恐怖を感じる期間なのだ。
そんな日常が、実にリアルに、淡々と描かれている。

私の父も、若いうちに同じ病気になり、
定年前に仕事を辞め、母と共に約十年間病気と闘って、
60代後半に力尽きて逝った。
発病当時の家族の状況など、この映画と酷似している部分が多く、
私は、とても他人事とは思えないでこの映画を見た。
なので、映画としてどうなのかということは冷静に評価できないけれど、
同じような経験を持つ者としては、
心に響きすぎるぐらい響く作品だった。
posted by yukari at 14:35| Comment(0) | TrackBack(7) | 最近見た映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年05月04日

プロデューサーズ

プロデューサーズ
http://www.sonypictures.jp/movies/theproducers/

★★★★☆
ネイサン・レイン
マシュー・ブロデリック
ユマ・サーマン

1959年NY。かつてブロードウェイで成功を収めた大物プロデューサー、マックス・ピアリストック(ネイサン・レイン)は、今はもう、かつての栄光も消え去り、新作のミュージカルは初日=楽日、何人もの金持ちの老婦人の相手をしては、小切手をせびり取るという生活をしていた。
そこへやってきた会計士のレオ・ブルーム(マシュー・ブロデリック)は、マックスの帳簿を調べているうちに、あることに気づく。
それは…、
出資者から金を集める→ショウがコケる→出資者に配当を払わずに済む→プロデューサーが儲かる 
っというショウビズ界の奇妙なカラクリだった。
それを聞いたマックスは、出資者から大金を集め、失敗確実の作品を上演して大儲けしようと企む。
会計士のレオと共に、最低最悪のショウを上演し、大コケするべくショウの準備に取りかかる。ナチス信奉者の脚本家、ゲイ集団の演出チーム、英語が怪しい女優(ユマ・サーマン)、至上最低のメンバーを揃えて最低最悪の作品を作り上げる。
出資者である「愛に飢えた老婦人たち」から200万ドルをかき集め、いよいよショウの初日を迎えるが…。



日本でも上演されたり、V6井ノ原快彦主演による日本人キャストでの上演もあったらしいので、ミュージカル好きな人には、有名な作品なのかもしれないが、私はこの映画で見るのが初めて。
オリジナルの舞台もきっと素晴らしいのだろうけど、舞台と比べてどうなのかということはわからないが、映画として見ても、なかなか良い出来なのではないかな?
とても楽しいし面白いし、美しいし華やかだし、不満な点はひとつもない。
ミュージカル初挑戦のユマ・サーマンもとってもよかった。
ユマ・サーマンといえば、私はキルビルの印象が強いので、
ちょっととろい可愛い女を、あんなに魅力的に演じることができる人だったんだと感心した。
素直に楽しめるエンターテーメント作品だ。
posted by yukari at 04:16| Comment(0) | TrackBack(1) | 最近見た映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年05月03日

寝ずの番

寝ずの番
http://nezunoban.cocolog-nifty.com/

★★★★☆
中井貴一
木村佳乃

マキノ雅彦が初監督作に選んだ作品は中島らも原作の「寝ずの番」。
上方落語の一門で師匠、一番弟子、おかみさんが次々と亡くなり、それぞれのお通夜の席で“寝ずの番”をする弟子や故人ゆかりの温かい仲間たちが、悲喜こもごもの思い出話に花を咲かせる人情物語。
(公式サイトより)


幼い子供やまだまだ若い人が突然の事故などで亡くなった場合は別として、
人生それなりにまっとうした人の死は、もちろん亡くなったことの悲しみや寂しさはあるが、通夜の席で笑いを交えて語り合えるというのは素晴らしいことだと思う。
私もそういう死に方(生き方?)をしたいものだ。

それにしても、面白すぎる!(笑)
これでもかというほどの○○○、△△△の連呼も、三味線と艶歌にのせて、本物の大人の「粋」を見せてくれる。

今回私が行った劇場のお客さんは、ほとんどが60歳以上の「オトナ」の方々。
その中でもとくに女性達が、強烈な下ネタに大爆笑していた。
大人のためのおバカ映画とは、こういうものなんだなぁ。
posted by yukari at 02:59| Comment(0) | TrackBack(1) | 最近見た映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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